東京都 ホテル厨房 活魚水槽 メンテナンス
今回は厨房の活魚水槽のメンテナンスをご紹介させていただきます。
今回は3つある水槽のうちの1つ中央の水槽のメンテナンスになります。
こちらの厨房では、3つの水槽を順番に定期的にメンテナンスを実施させていただいております。
定期的なメンテナンスを実施することで水質を改善し、活魚を長く活かしロスを軽減できます。
まずはメイン水槽の洗浄を行います。
コーナーやスノコもしっかりと汚れを落としていきます。
次に濾過槽の濾材を取り出して、バクテリアを削り落とさないように軽くゆすいで汚れを落としていきます。
濾過槽に濾材を戻します。
活性炭も投入することで濾過材に着生したバクテリアでは分解しきれない水の黄ばみや臭いを除去・吸着します。
ですが効果は1か月ほどしか持続しませんので、バクテリアに影響を与える大掛かりなメンテナンス後や
水槽立ち上げ時、水質悪化時に使用します。
継続的に使用する場合は1か月ごとに交換が必要になります。
バクテリア剤も投入し、メンテナンス後の水質悪化を防ぎます。
エアーストーンも交換し、エアーの吐出を改善し新鮮な空気を水槽内に送ります。
最後に注水試運転を行います。
機材や水漏れ、比重などにも問題がない事を確認して作業完了です。
いかがでしょうか。
このようにお客様の目に見えない厨房内でも定期的にメンテナンスを行うことで、汚れやにおいを軽減させ、衛生面や鮮度を保つことができます。
一時的に水槽を使用していない際などにメンテナンスのご依頼をいただくことも多いです。
一般的には水槽に使用されている機器等も耐久年数が10年以下の製品がほとんどですので10年を超えると不調が出てくることが多いです。
清掃をしながら不調の出ている機器がないかのチェックも併せて実施しております。
水槽で使用されているろ過材もろ過材の種類によりますが定期的な交換が必要になります。
・サンゴ砂 (3~5年程度)
・活性炭 (水槽によって異なりますが2週間~1ヶ月)
・プラウール(汚れに応じてですが、目安1ヶ月程度)
・チャンバーブロック(エアーポンプ)(破けてしまう前に1年に1回の交換をお勧めします。)
弊社では単発のメンテナンス依頼はもちろんですが、1ヶ月に1回~1年に1回などの定期メンテナンスもお受けしております。
活魚水槽のメンテナンスイメージ
・2週間~1ヶ月 水を抜かずの水槽部のコケ掃除 プラウール活性炭の交換 クーラーフィルターの清掃 水槽の塩分濃度チェック 場合によっては水量の1/4ほどの換水
・半年~1年 水をすべて抜いての換水、清掃 ろ過材の洗浄 クーラーコンデンサの清掃 エアーポンプ ダイヤフラム(パッキン)の交換(1~2年) エアーストーンの洗浄又は交換
・5~10年 循環ポンプ クーラーなど耐久年数に応じた交換、入替を機器の状態に応じて対応
もし水槽の管理や、メンテナンスのご依頼に少しでも興味がございましたら、メンテナンス専用フォームからお気軽にお問い合わせください!!