東京都 活魚水槽 メンテナンス

2024/12/19

今回は厨房内の活魚水槽のメンテナンスをご案内させていただきます。
本格清掃前のお写真がこちらになります。
水槽内部と外部周辺にかなりの汚れが蓄積しております。

生体を隔離してから清掃を開始します。
水槽内に生体がいる場合は弊社にて別容器に丁寧に隔離させていただきますが万が一、
生体が傷んだり死んだ場合は保証は出来かねますので予めご了承ください。
予めお客様で水槽内に生体がいない状態にしていただくことを推奨しております。

濾材のすすぎや交換、水槽の汚れの洗浄を行います。
底面すのこを取り出すと見えていなかった沈殿物が蓄積しておりました。
こちらも綺麗に取り除いて洗浄していきます。

洗浄後の様子がこちらです。
この時点で非常に綺麗になりました。

続けて濾過槽も綺麗に洗浄します。

濾過槽にも大量の汚れや沈殿物がありましたが、このように綺麗に生まれ変わりました。

濾過槽に濾過材を戻し、新しく活性炭を投入します。
活性炭を投入することで濾過材に着生したバクテリアでは分解しきれない水の黄ばみや臭いを除去・吸着します。
ですが効果は1か月ほどしか持続しませんので、バクテリアに影響を与える大掛かりなメンテナンス後や
水槽立ち上げ時、水質悪化時に使用します。
継続的に使用する場合は1か月ごとに交換が必要になります。

バクテリア剤も投入し、メンテナンス後の水質悪化を防ぎます。

次にエアーポンプのチャンバーブロックが経年劣化しておりましたので新しく交換します。


続けて分散器(エアストーン)も交換します。
分散器は時間が経ちますと、細かい石の目にコケや汚れが詰まり、エアーの排出量が低下したり、
泡気が粗くなってしまいます。
チャンバーブロックと分散器どちらも交換することで水槽納品時の綺麗な気泡が蘇ります。

最後に注水・試運転を行い、冷凍機やエアーポンプ、循環ポンプ、比重等に問題がない事を確認し作業完了となります。

いかがでしょうか。
水槽の内部はもちろんですが外部周辺も綺麗に生まれ変わりました。

このようにお客様の目に見えない厨房内でも定期的にメンテナンスを行うことで、汚れやにおいを軽減させ、衛生面や鮮度を保つことができます。

一般的には水槽に使用されている機器等も耐久年数が10年以下の製品がほとんどですので10年を超えると不調が出てくることが多いです。

清掃をしながら不調の出ている機器がないかのチェックも併せて実施しております。

水槽で使用されているろ過材もろ過材の種類によりますが定期的な交換が必要になります。

サンゴ砂 (3~5年程度)
活性炭  (水槽によって異なりますが2週間~1ヶ月)
プラウール(汚れに応じてですが、目安1ヶ月程度)
チャンバーブロック(エアーポンプ)(破けてしまう前に1年に1回の交換をお勧めします。)

弊社では単発のメンテナンス依頼はもちろんですが、1ヶ月に1回~1年に1回などの定期メンテナンスもお受けしております。

活魚水槽のメンテナンスイメージ

2週間~1ヶ月 水を抜かずの水槽部のコケ掃除 プラウール活性炭の交換 クーラーフィルターの清掃 水槽の塩分濃度チェック 場合によっては水量の1/4ほどの換水

半年~1年 水をすべて抜いての換水、清掃 ろ過材の洗浄 クーラーコンデンサの清掃  エアーポンプ ダイヤフラム(パッキン)の交換(1~2年) エアーストーンの洗浄又は交換

5~10年 循環ポンプ クーラーなど耐久年数に応じた交換、入替を機器の状態に応じて対応

もし水槽の管理や、メンテナンスのご依頼に少しでも興味がございましたら、メンテナンス専用フォームからお気軽にお問い合わせください!!

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